アルツハイマー型認知症とは

アルツハイマー型認知症とは

もの忘れから気付くことが多く、今まで日常生活でできたことが少しずつできなくなっていきます。新しいことが記憶できない、思い出せない、時間や場所がわからなくなるなどが特徴的です。また、物盗られ妄想や徘徊などの症状が出ることがあります。

原因

ベータたんぱくやタウたんぱくという異常なたんぱく質が脳にたまって神経細胞が死んでしまい、脳が萎縮して(縮んで)しまいます。記憶を担っている海馬という部分から萎縮が始まり、だんだんと脳全体に広がります。

脳の様子 海馬のあたりを中心に、脳全体の萎縮がみられる。

アルツハイマー型認知症の症状の進み方 もの忘れから始まって、年単位でゆるやかに進行していきます。画像を拡大する

主な症状

認知機能障害

新しく経験したことを記憶できず、すぐに忘れます。食事をしたこと自体を忘れてしまうのはそのためです。また、日付、昼か夜か、今いる場所、家族の顔などがわからなくなることもあります。さらに判断する力や理解する力が落ちて、食事を作ったり、おつりを計算することができなくなったりします。

認知機能障害

BPSD(行動・心理症状)

BPSD(行動・心理症状)

経過中に無為・無関心、妄想、徘徊、抑うつ、興奮や暴力などの症状が現れることがあります。

身体面の症状

進行するまで目立ちません。

ご家族の対応のポイント

否定しないで、本人の話をよく聞きましょう

本人はすぐに忘れてしまうので何度も同じ質問や行動を繰り返し、ご家族や介護する方はイライラしてしまうことが多いようです。「財布を盗られた」という妄想も、本人にとっては現実。盗んでいないと反論しても通じません。

否定しないで、本人の話をよく聞きましょう

ポイント
  • 同じことを言われても、穏やかな気持ちで、初めてのつもりで話を合わせる。
  • 食事後に「まだ食べていない」と言われた時には「食べたでしょう」ではなく、「これから食べましょうね」というふうに接する。