どのように進行するの?

アルツハイマー型認知症の場合は、年単位でゆるやかに進行します。

アルツハイマー型認知症は、年単位の時間をかけて徐々に記憶力、理解力、判断力が低下し、日常生活に支障をきたしてきます。
経過には個人差がありますが、特に高齢者では、短期間で目に見えて症状が進むのはごくまれです。急に悪化する場合は、治るタイプの認知症も含め、別の原因が考えられます。

変化は連続的で、急に何かが変わるわけではありません。

アルツハイマー型認知症の研究により、認知症の症状が出る10~20年前から、脳の中に異常なたんぱく質(アミロイドベータ)がたまり始めることがわかりました(※)。つまり、認知症が発症するずっと前から脳の病的な変化はゆっくりと進行します。

そしてある時点で、もの忘れなどの症状があらわれ、やがて生活に支障をきたして認知症と診断されます。ただ、認知症と診断されたからといって、それだけで脳内の変化のスピードが速くなるわけでないので、その日から突然、できていたことができなくなるわけではありません。

出典: Sperling RA et al.: Alzheimers Dement 2011; 7(3): 280-292

レビー小体型認知症の場合は、調子の良いときと悪いときを繰り返しながら進行します。

レビー小体型認知症の症状の進み方。老化によるもの忘れ+調子がよいときと悪いときを繰り返しながら進行。

時間帯や日によって認知機能に変動があります。しかし、次第に認知機能は低下します。

血管性認知症の場合は、急に発症し、階段状に進行します。

血管性認知症の症状の進み方。老化によるもの忘れ+階段状の進行。

脳出血や脳梗塞の後、急激に発症し、その後も脳出血や脳梗塞を起こすたびに症状が階段状に進行していくことが多いです。

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