認知機能の変動
(頭がはっきりしているときとそうでないときの差が激しい)

レビー小体型認知症では、頭がはっきりしている状態とボーとしている状態が1日の間や1週間、または1カ月の中で変動するのが特徴です。

初期にはもの忘れなどの症状は目立ちませんが、「認知機能の変動」がおこると、頭の働き、注意や集中力が悪くなり、ボーとした状態になります。認知機能の変動に伴い、機能が回復したときに「今まで自分は何をやっていたんだろう」と、ご本人が気付くことがあります。また、「言葉が出てこない」「着替えや歯磨きが出来ない」など、特定のことができなくなるという例もあります。また、認知機能の変動の発現パターンは一様ではなく、予測がたてにくいことも特徴のひとつです。

変動グラフ

認知機能の変動への対応

介護者など周囲の人は、認知機能の変動が生じることを念頭に置き、ご本人の頭の働きの状態を把握しておくことが大切です。状態を把握することで、大事なことは頭がはっきりしている時に伝える、ボーとしている時には、「一人で歩かせない」「そばにいて見守ってあげる」などめりはりのある対応が必要となります。
人によっては、認知機能が悪くなる前に、何らかのサインがあらわれる場合があるので見逃さないようにしましょう。

認知機能が悪くなると、料理やテレビのリモコン操作のような作業が難しくなります。認知機能が悪くなっている時には、あえて難しいことを行うのは控えましょう。