介護拒否があり、
特に薬を飲んでくれなくて困っています。

私は農業をしながら85歳の母の介護をしています。母は認知症で要介護3です。介護拒否があり、特に薬を飲むことを嫌がります。
食べ物に混ぜても、薬に気付くと吐き出してしまいます。心不全をはじめ、複数の病気があり、飲まなければいけない薬がたくさんあります。なんとかいい方法はないでしょうか?

同居の息子:65歳

世話人:お母さんと一緒に薬をのんでみましょう

世話人

お母さんが薬を飲まれる時、あなたもビタミン剤やラムネ菓子など、お母さんの薬とよく似た物を一緒に飲んでみましょう。私の母はそれで嫌がらずに飲むようになりました。

医師:副作用が出ている可能性もあります

医師

飲んでいる薬の中には今必ず服用をしなくてもよい薬があるかもしれません。日頃の服薬の状況をかかりつけ医に伝えて本人にも介護者にも負担が少なくなるように相談してみてください。また、薬を飲むと気分が悪くなる等、副作用があるのかもしれません。そのまま無理やり飲ませ続けようとせず、かかりつけ医に報告しましょう。

看護師:飲みやすい方法を工夫してみましょう

看護師

うまく飲み込めなかったり、苦味が強い薬なのかもしれません。甘みのあるものや味の濃いもので薬を覆うようにしてみると飲めるかもしれません。薬によっては顆粒、液状、貼り薬、軟膏などに換えることも考えられます。

ケアマネジャー:専門職に頼んでみては?

ケアマネジャー

あまり一人で頑張りすぎないで、ヘルパーさんや訪問看護、デイサービスなどの専門職にお願いしてみてはいかがでしょうか? 時間をずらしてサービス利用中に服用してもよいか、医師や薬剤師にも相談しましょう。
また服薬以外にも介護拒否をされるとのことですが、身の回りのことなどは男性である息子さんより、同性の女性からの介護の方がスムーズに受け入れていただけることもあります。

介護経験者:相手のペースに合わせることも大切

介護経験者

農業をしながらお母さまの介護をなさっているのはとても大変ですね。段取りどおりにいかないとイライラする気持ちもよくわかります。でも、余裕がない状態で焦ると介護される側にも伝わってうまくいかないものです。私の場合は「この時間に食事、入浴」というように型にはめず、相手のペースに合わせたら、自分も楽になり介護もしやすくなりました。

薬剤師:月に4回まで居宅を訪問することができます

薬剤師

医師の指示があれば、薬剤師が居宅を訪問し、薬学的な管理指導を行う居宅療養管理指導が介護保険で利用できます。薬の管理、薬の飲み方、飲み忘れの確認、副作用の有無など薬に関するいろんなことを支援させていただきます。

「ぽ~れぽ~れ」通巻421号(2015年8月25日発行)